企業が主体となって行われる健康診断は、企業健診と言われていて、労働安全衛生規則によって検査すべき項目が定められています。この文章では、企業健診でわかる病気と分かりづらい病気について解説していきます。
企業検診でわかる病気は、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肝機能障害などです。
高血圧は、血液が血管の壁を押す力が普通より強い状態のことを言います。この高血圧を治さずに放置しておくと、血管が壊れ、動脈硬化を起こしやすくなります。
糖尿病は、血糖値が高い状態が慢性的に続くことを言います。これは、インスリンの分泌に問題が生じることで起こります。糖尿病は、脳卒中、心筋梗塞などを起こす可能性があるため、注意が必要です。
脂質異常症は、血液中のコレステロール、中性脂肪などが普通より多い状態をいいます。脂質異常症は動脈硬化を起こす可能性があるため注意が必要です。
肝機能障害は、肝臓に問題が生じている病気ですが、自覚症状がないため企業健診で現れた数字に注目するべきです。
企業健診では胃がんや大腸がんなどは発見しづらいため、胃がんや大腸がんにかかっている心配のある方は、企業検診だけでなく人間ドックに行くようにしましょう。

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